広島県三原市の旧久井南小学校で実施された「電動車いす体験講習会」（主催：三原市坂井原幸生会、共催：三原警察署）に、セリオ福山営業所が協力しました。

開催地となった三原市久井町は山間部で近隣の家が離れていることもあって、車がないと回覧板やゴミ出しをすることも大変という方が多いそうです。
免許返納後の移動手段として電動カート（シニアカー）を利用する人が増えてきたので講習をしっかり受けておきたいと、地域の方から警察署へ相談がありました。

講習会の後はJA三原旧坂井原支所に場所を移して、シニアカーの試乗体験を行いました。

「段差を乗り越える時や、斜めになっている道ではどうしたらいいの？」と質問があり、実際に段差のあるところでデモンストレーションをしました。

みなさんとても熱心に、シニアカーの交通ルールや操作方法などを聞いてくださいました。

地域柄、移動手段の確保が切実である中で免許返納をためらう方も「今回の講習会に参加して良かった。車からの乗り替えを前向きに考えたい。」と話してくれました。また、「車を手放すと田畑に行けなくなるが、シニアカーがあれば農業も続けられるから助かる。」と、免許返納後の生活を具体的にイメージしている方もいました。
実際に試乗体験してみて、思っていたより操作が簡単だったということも、不安な気持ちを軽くしていたようでした。

参加いただいたみなさん、関係者のみなさん、ありがとうございました。