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一般社団法人全国福祉用具専門相談員協会（ふくせん）様の石川県ブロックが実施した研修会にセリオ北陸営業所が協力しました。

近年、利用者が増加するハンドル形電動車いす（電動カート）の、貸与プロセスにおける安全利用面での評価、指導のあり方について振り返ることを目的として開催されました。
厚生労働省老健局高齢者支援課様と福祉用具情報プラザ様からそれぞれ講義があり、その後「ハンドル形電動車いすの貸与実務に関するペアワーク」をセリオが担当しました。

利用者に対して導入時に行う面談方法や安全指導の内容を紹介しました。

実機を用いて操作方法を説明しました。
現地で想定される質問なども例に挙げ、デモンストレーションの形で行いました。

福祉用具情報プラザの館内を模擬走行しました。

歩道などの段差の乗り越えを想定した体験です。

利用中の転倒・転落事故を想定して、比較的 幅の狭い通路の走行も試してみました。

試走コースを一周して無事に戻ってきました。

「電動カートの指導は細かい注意点がたくさんあり、一人で最後まで説明するのは大変だと感じた。」
「導入前の面談で利用を断ることはありますか？」
「自分の利用者はスーパーの店内も走行しているのですが、速度はどれくらいが適切ですか？」
私たちと同じく利用者に説明する立場の人達なので普段と違う視点から感想・質問がありました。

車道走行中の事故や用水路への転落、踏切での立ち往生など事故事例の検証も行い、利用上のリスクをしっかりと認識して適切な貸与ができるように、評価と指導方法を一緒に確認しました。
お互いに福祉用具の利用者に関わる立場として意見交換ができ、貴重な場になりました。
利用者に寄り添った指導ができるように、これからも活動を続けます。